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『自動車泥棒』(じどうしゃどろぼう)は、1964年に同名のオリジナル脚本を執筆した和田嘉訓が監督し、東宝が製作・配給して公開した日本の長篇劇映画である〔''自動車泥棒''、日本映画情報システム、文化庁、2012年7月17日閲覧。〕〔''自動車泥棒''、日本映画製作者連盟、2012年7月17日閲覧。〕〔''自動車泥棒''、日本映画データベース、2012年7月17日閲覧。〕〔''自動車泥棒''、キネマ旬報映画データベース、2012年7月17日閲覧。〕。和田嘉訓の監督昇進第1作であり、安岡力也および真理アンヌのデビュー作として知られる〔〔〔〔。 == 略歴・概要 == まだサード助監督であったが、脚本を熱心に執筆していた東宝助監督部の和田嘉訓のオリジナルシナリオによる作品である〔〔〔〔。混血の孤児たちの生活を描く青春映画である〔〔。主人公「酋長」役に安岡力也、「ハツコ」役にデビイ・シエス(現在の真理アンヌ)、「アントニオ」役にロカビリー歌手フランツ・フリーデル、「ゼニガメ」役に上岡肇(現在のケン・サンダース)、「ゴロツキ」役に勝見守利(現在のMr.モーリー)、「コムギ」役に森田則之(現在のパット・モリタ)、「東北弁」役に城アキラ(ジョー山中)といった演技経験のない、または演技経験の少ない若者を起用し、本作は、多くの俳優たちにとって「デビュー作」となった〔〔〔〔。 同作は、同年10月4日、堀川弘通、、クロード・シャブロル、ロマン・ポランスキーによるオムニバス映画『』と同時上映で全国公開された〔1964年 公開作品一覧 374作品 、日本映画データベース、2012年7月17日閲覧。〕。本作で監督デビューした和田は、『キネマ旬報』1964年11月上旬号の『特別座談会 新人監督と日本映画の条件』に、河辺和夫、熊井啓、佐藤純弥、前田陽一ら各社の監督とともに出席している〔『キネマ旬報』1964年11月上旬号、p.40.〕。 本作のタイトルは、ウィリアム・フォークナーが1962年に発表した長篇小説 ''The Reivers'' を、翌1963年に講談社が訳書を上梓した際につけた日本語題『』と同一であるが、原作関係はない。 1972年、和田は、本作の続篇的な傾向の劇場用映画『脱出』をピート・マック・ジュニア(現在の藤原喜久男)、フラワー・メグらの出演を得て監督したが、東宝は同作の公開を見送った〔脱出 、キネマ旬報映画データベース、2012年7月17日閲覧。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「自動車泥棒 (映画)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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